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【三菱マテリアル】女性活躍推進法に基づく優良企業として「えるぼし」認定を取得

   

三菱マテリアルは、4月28日に厚生労働省より女性の活躍推進が優良な企業として「えるぼし(2段階目)」の認定を取得した。
「えるぼし」は、4月1日に全面施行された女性活躍推進法に基づいて、一般事業主行動計画を策定し、届出を行った企業のうち、一定基準を満たした企業が厚生労働大臣の認定を受けることができる制度であり、三菱マテリアルは4月末日までに認定されれた46社のうち1社として認定された。
「えるぼし」認定は3段階に分かれており、①採用、②継続就業、③労働時間等の働き方、④管理職比率、⑤多様なキャリアコースの評価項目のうち、三菱マテリアルは、②継続就労、③労働時間等の働き方、⑤多様なキャリアコースの3項目を満たし「えるぼし」2段階目の企業としての認定をうけた。

今回認定を受けた企業の多くは最上位の3段階目の認定を受けており、そこに至らなかったのは残念。基準を満たさなかったのは「採用」と「管理職比率」になる。
「採用」は数ではなく、採用における競争倍率が基準となっている。三菱マテリアルの場合は、女性の方が男性よりも一定程度以上入社するのが難しいとみなされたことになる。「管理職比率」については割合が業界平均以上であるか、直近3年間での課長職への昇格割合がある程度バランスがとれているかのどちらかで条件を満たせるのにできなかった。
三菱マテリアルの「女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画」もあまり高い目標が掲げられているわけではなく、少なくとも「多くの女性を採用し、多くの女性に管理職として活躍してもらう」という強い意志は感じられない。とは言え、この早いタイミングで2段階目とは言え認定を受けられるということは女性に対しての配慮が高いレベルで行われていることを示している。それぞれの基準は一朝一夕にクリアできる程度のものではない。くるみんを取得していることとあわせて考えると、多くの伝統的なメーカーがそうであるように、現状は「それほど強くは出世意欲を持たない女性社員が入社した場合は、相対的にかなり居心地の良い会社」のひとつだと思われる。

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女性活躍推進法に基づく「えるぼし」企業46社認定しました! |報道発表資料|厚生労働省

(発表日:2016/05/17)

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