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【イオン】女性活躍推進・子育て支援で高評価。「えるぼし」「プラチナくるみん」ダブル認定。

   

イオンは、女性活躍推進に関する取り組みが優良な事業主に対して厚生労働大臣から与えられる「えるぼし」最高位の3段階目と、従業員の仕事と家庭の両立支援の取り組みが優良な事業主に与えられる「プラチナくるみん」の認定を取得した。
「えるぼし」認定は、本年4月施行の女性活躍推進法に基づき、5つの評価項目(「採用」「継続就業」「労働時間等の働き方」「管理職比率」「多様なキャリアコース」)において、優良な取り組み実績が認められた企業に対して厚生労働大臣から与えられるもので、イオンは上記5項目すべての基準を満たし、「えるぼし」最高位である3段階目の認定を取得した。グループ企業4社(イオンリテール、ミニストップ、イオンアイビス、イオンマーケティング)も同じく「えるぼし」認定を受け、6月30日、千葉労働局長より認定書を授与されることとなった。これによりイオングループの認定企業は合計11社になる。
「プラチナくるみん」認定は、次世代法に基づき子育てサポート企業とされた「くるみん」認定企業が更に高い水準の取り組みを実施し、一定基準を満たした場合に認定されるもの。イオンは2013年8月に「くるみん」認定を取得し、その後も男性の育児休業取得促進や事業所内保育施設設置を進めてきたこと、また育児補助金制度などが評価され、グループとして初めて「プラチナくるみん」認定を受けた。

「えるぼし」も「くるみん」も一定の明確な水準をクリアすれば取得でき、多くの大手企業が取得している。とは言え、体裁を整えればすぐに認定されるわけではなく、ある程度の継続的な取り組みが必要。また、明らかなブラック企業が認定されるほど甘い基準でもない。とくにイオンが認定された「えるぼし」最高位の3つ星、くるみんの上位版である「プラチナくるみん」は決して「簡単」ではなく、相対的に女性が働くのに向いている企業であることが強く推測される。
両制度が少し残念なところは、取得済み企業を一覧で確認できるページが存在しないことと、致し方ない部分があるのだが中小企業が認定されるのにはかなりの困難が伴うこと。前者については参考になるページはあるが、更新が遅かったり、企業側の自主性に依存していたりという複数点の難がある。後者については、中小企業に対する若干の優遇措置はあるが、優遇措置があることが中小企業に対する評価の信頼性を損ねるし、いずれにしてもある程度の数の社員を抱えていない企業には向いていない基準になっている。そもそも「えるぼし」については300人以下、「くるみん」については100人以下の社員数規模の企業は制度の義務的対象社となっていない。
この2つの制度は、企業で女性が活躍するため・働きながら子育てをしやすい環境を作るために一定の効果があると考えられる。有効であるがゆえに、別方向の課題を生じさせている。例えば、上に述べたように中小企業が認定を受けるのは困難であり、結果的に「大企業の方が安心」という考え方を助長してしまうこと。認定のためには、採用や昇進などの待遇で女性をプッシュする必要があるため、結果的に男性が不利な扱いを受けるおそれがあること。これらは優先順位の問題であり、「女性が活躍できる社会を作る」という政策が強い意志で進められている現状の価値判断からすると、進めるためには、やむをえないマイナス面ということになる。

イオン株式会社
基準適合一般事業主認定企業名都道府県別一覧|厚生労働省
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(発表日:2016/06/24)

 - 人権、ヒューマン・セキュリティ