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【第一生命保険】アフリカ農業支援「フィード・アフリカ・ボンド」に投資

      2017/05/21

第一生命保険は、アフリカ開発銀行(The African Development Bank;AfDB)が発行する「フィード・アフリカ・ボンド(Feed Africa Bond)」への投資を実施した。
フィード・アフリカ・ボンドにより調達された資金は、今後アフリカの人口が2050年までに現在の約12億人から約25億人へ増大すると見込まれる中、食糧の確保という重要な課題解決のためにAfDBが実施する事業(例えば、ケニア政府が実施する「小規模灌漑及び農業バリューチェーン開発事業」等)に充てられる。アフリカ大陸のGDPのうち農業が占める割合は約3分の1、アフリカの労働者の60%以上が農業に従事しているが、一方でアフリカ全人口の約4分の1にあたる人々が栄養不良に直面している。また、アフリカでは農業が重要な産業であるにもかかわらず、依然として食糧の純輸入地域となっている。AfDBの「フィード・アフリカ」プロジェクトは、アフリカ農業の可能性を追求することによって、2025年までにアフリカを飢餓と栄養失調から解放し、アフリカを食糧純輸出地域とし、更に輸出指向バリューチェーンのトップにアフリカが位置することを目指す。AfDBはこれらの目標を達成するために、農業部門への公的・民間投資を合わせて、これまでの年間約6億米ドルの投資規模から次の10年間で24億米ドルへと4倍に拡大させることを計画している。
本債券は、AfDBが取り組む重点分野の一つである「フィード・アフリカ」プロジェクトにおいて、世界で初めて発行されるものであり、第一生命は、今般発行される本債券の全額を購入した。
本債券は、J.P.モルガンによる組成・アレンジにより発行されることとなったものであり、概要は以下の通り。

<本債券の概要>
発行体:アフリカ開発銀行(S&P格付:AAA、Moody’s格付:Aaa)
発行額:50百万ドル(約52億円)
償還期間:10年
引受主幹事:J.P. Morgan Securities plc

第一生命のコメント
「当社は、近年E・S・Gの視点を盛り込んだ資産運用に積極的に取り組んでいます。今回その一環として、アフリカ地域における農業バリューチェーン、農業ビジネス向けファイナンスを支援し、農業技術革新、農業インフラ整備を通じた生産性向上、高付加価値農産物加工品の生産拡大、更には飢餓・貧困の撲滅への貢献を目指すAfDBのフィード・アフリカ・ボンドの趣旨に深く賛同しました。機関投資家として世界で初めて本債券に投資することにより、AfDBの取組みに対して金融面でのサポートができることに大きな社会的意義を見出しています。また、資産運用の観点でも高い安全性を確保しつつ、魅力的な収益を期待できる希少な投資機会であると考えています。」

第一生命保険株式会社

(発表日:2016/11/01)

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