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【花王】南三陸町で、現地見学と農業ボランティア 第三弾を実施

      2017/05/21

花王では「心のケア」と「自立的復興(産業復興)支援」を2つの柱として、東日本大震災の復興支援を行なっている。
2016年10月15日(土)~16日(日)の2日間にわたり、花王グループ社員20名が宮城県南三陸町を訪れ、現地の見学と農業ボランティアを実施した。今回は昨年の5月、11月に続き3回目の実施で、直接的な復興支援に加え、社員自らの体験を通じた気づきや学びの場になることを願って企画した。

現地で体験することでの気づき
当日は、花王グループの研究、マーケティング、販売など、幅広い部門から集まった社員たちが、仙台からバスで南三陸町へ向かった。車中では、オリエンテーションとして、東北の若手リーダーを応援しながら地域の活性化を進めている一般社団法人復興応援団の佐野氏が、南三陸町の特徴や被災状況、震災復興事業の概要などを説明した。
南三陸町へ到着後は、志津川湾の南に位置する戸倉地区で20メートル以上の高台にある五十鈴神社、残った鉄骨が津波被害の大きさを伝える防災対策庁舎や高野会館、発災の当日多くの住民が避難した志津川中学校など、今も残る被災の様子を見学。震災前と震災直後の様子を写真で照らし合わせたり、新たな試みとして、当時の津波の映像を、高台からスマートフォンを使って視聴しながらお話をうかがうことで、より理解を深めることができた。
また、嵩上げが進んでいる状況や南三陸町の震災復興計画、「南三陸町さんさん商店街」の移設予定などの話を聞くことができ、昨年と比べて、復興の進捗の様子を見ることができた。
その後、午後から翌日の午前中にかけては、小野花匠園で農業ボランティアを行った。農家は家族経営が多い中、社長の小野氏は、大震災後、雇用の創出が重要だと考え、事業を株式会社化し、新しい流通形態にもチャレンジするなど、今では30人近くを雇用している。農作業を手伝いながら、その作業がどんな役に立つのかの説明や、経営者としての想いなどの話を聞き、新しいことにチャレンジし続ける小野社長の前向きな姿勢から、多くの気づきや学びを得ることができた。

南三陸町で、現地見学と農業ボランティア 第三弾を実施 | 花王株式会社

(発表日:2016/11/02)

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