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【日本生命保険】チリのウーマンボンド(女性活躍支援債券)へ45億円の投資

   

日本生命保険は、チリ国立銀行(Banco del Estado de Chile)が私募形式で発行するウーマンボンド(女性活躍支援債券)に45億円の投資を実施した。日本生命保険のウーマンボンドへの投資は初めて。
チリ国立銀行は、1855年に設立されたチリ政府が100%出資する、同国で最も歴史のある金融機関であり、国有銀行として全国民に幅広く金融サービスを提供し、貯蓄を推奨することをミッションとしている。
同行では、2015年に女性向けのプログラム「Crece Mujer Emprendedora」を開始し、起業時に必要な法律・税務相談窓口の開設やトレーニングプログラムの提供、イベント開催、資金支援等様々な取組を通じて、女性の社会進出を積極的に支援している。
今回発行されたウーマンボンドは、同プログラムの推進や同行の女性向けローン、女性経営者向け融資等を主な資金使途としている。日本生命保険においても、女性活躍推進を会社の持続的成長に不可欠な経営戦略と位置付け、様々な取組を行っている。
今回の投資が、チリ国内での女性活躍支援を通じ、同国の経済活動活発化や成長拡大の一助となることを期待している。
日本生命保険では、2014年の「クレジット投資部」設立以降、グリーンボンド等ESG(環境:Environment、社会:Social、ガバナンス:Governance)領域への投資について積極的に取組の幅を広げてきたが、今回のウーマンボンドへの投資により、日本生命保険のESG領域における債券投資は、1,000億円を超えた。
引続き、日本生命保険は、地域・社会や環境との共生、経済・企業との安定的な成長共有の観点から、ESG領域における投融資を一層推進していく。

○チリ国立銀行CFO Carlos Martabit氏のコメント
ESG領域での投融資に積極的に取組まれている日本生命に、当行が発行したウーマンボンドへ投資いただいたことを大変嬉しく思います。当行では顧客の53%が女性であり、また中小企業向け貸付のうち38%を女性経営の企業が占めております。今回投資いただいたことは、当行の女性支援の考え方・取組について、日本生命に共感・ご理解いただいたと受け止めております。当行はこれまで当案件を担当するクレジット投資部との間で今回の発行について議論を重ねてまいりましたが、今回の投資が、日本生命と当行の長期的関係を築くうえで、新たなステップとなることを願っております。

日本生命保険相互会社

(発表日:2016/08/22)

 - 人権、ヒューマン・セキュリティ