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【清水建設】南海トラフ巨大地震の発生を想定し、全社総合震災訓練

   

清水建設は2016年9月1日、南海トラフ巨大地震(東海・東南海・南海連動型地震)の発生により、首都圏、関東、名古屋、関西、神戸、四国、九州が広域にわたって被災したことを想定し、本社・全支店が参加した全社総合震災訓練を実施した。役員・従業員、関係会社従業員並びに顧客企業、取引業者など約15,000人が参加、大地震発生時の初動・初期訓練を通じ、関係者間で連携体制の強化を図った。また、日本建設業連合会(日建連)との連携訓練、中央区、近隣企業、地元町会の協力を得て帰宅困難者受入訓練も実施した。
訓練は午前8時に最大震度7の南海トラフ巨大地震が発生、東京湾~九州沿岸部で津波が発生したことを想定してスタート。まず初動訓練として、役員・従業員と家族、関係会社従業員の安否報告訓練を実施。
初期訓練では、建築総本部、土木総本部をはじめ、東京支店、横浜支店、千葉支店、土木東京支店、技術研究所、関東支店、名古屋支店、関西支店、神戸支店、四国支店、九州支店を被災部門に、残る北海道支店、東北支店、北陸支店、広島支店を支援支店として想定。本社4階に対策総本部を立ち上げ、BCP-Webシステム(災害時情報共有システム:初期対応に必要なすべての情報処理をweb上で行うことを目的に開発。入力内容が自動的に定型化処理され、リアルタイムで部門横断の情報共有が可能なことから、広域災害の対応に有効。)や、TV会議システムを利用した、全国の得意先施設や自社施設、作業所の被災情報収集訓練、被災部門・支援支店による情報共有・連携訓練を実施した。TV会議では、地震発生直後、3時間後、12時間後を想定し、状況に応じた震災対策態勢を確認した。
また、日建連との連携訓練は、日建連本部が入る東京建設会館(中央区八丁堀)が被災し使用不能になったという想定で実施。実際に日建連の職員が清水建設3階応接室に対策本部を設置し、対策活動を展開した。

南海トラフ巨大地震の発生を想定し、全社総合震災訓練/ニュースリリース2016年-清水建設

(発表日:2016/09/01)

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