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【コニカミノルタ】取引先・顧客・地域社会のCO2削減を支援する独自の制度をスタート

   

コニカミノルタは、取引先・顧客・地域社会のCO2削減量を認定条件に組み入れた「エクセレントグリーンファクトリー認定制度」を導入し、2018年度までに全世界の主要生産拠点で達成することを目標とする。WEBサイトで公開する「コニカミノルタCSRレポート2016」に、この制度も含め、環境経営の実績と計画を掲載する。
「エクセレントグリーンファクトリー認定制度」とは
コニカミノルタは、独自の「グリーンファクトリー認定制度」において、2015年度までに全ての生産拠点が最高レベルの「レベル2」を達成したため、その次の段階として新たに「エクセレントグリーンファクトリー認定制度」を設けた。
新しい制度では、従来の自社内における環境負荷低減の認定基準に加え、取引先、顧客、地域社会などと共に活動することで、社外でのCO2排出を削減する基準を達成することを目指す。
さらにその先には、環境技術やノウハウを活用して社外と協力し合い、自社拠点のCO2排出量と同等の量を社外で削減する「サステナブルグリーンファクトリー」を設定している。
「エクセレントグリーンファクトリー」認定基準
以下の項目を全て達成した拠点が「エクセレントグリーンファクトリー」として認定される。

社外で 取引先・顧客・地域社会において、「自拠点でのCO2排出量の10%に当たる量」のCO2排出削減を行う
社内で CO2排出量(生産原単位)2015年度比6%削減
外部排出物量(生産原単位)2015年度比6%削減
水使用量(生産原単位)2015年度比6%削減

「サステナブルグリーンファクトリー」では、社外での削減量が「自拠点のCO2排出量と同等の量」となる。

社外におけるCO2排出削減活動としては、次のような事例を想定している。
・取引先や顧客などに対し、CO2排出削減のためのノウハウ提供や削減策検討・支援を行う
・新たな省エネ生産技術を確立し、取引先や顧客などにもその技術を提供する
・地域の企業と連携して、エネルギーの効率的な利用を行う

排出量に見合った温室効果ガスの削減活動に投資すること等により、排出される温室効果ガスを埋め合わせるカーボンオフセットの考え方を応用・発展させた、環境負荷軽減のための独自の仕組みといったところか。

取引先・顧客・地域社会のCO2削減を支援する「エクセレントグリーンファクトリー認定制度」 | コニカミノルタ

(発表日:2016/06/30)

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