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【武田薬品工業】熊本地震追加支援:マッチングギフトで1,230万円余りを寄付

      2016/06/27

武田薬品工業は、社内で従業員への募金を呼びかけ、集まった募金と同額を会社が上乗せして寄付を行うマッチングギフトを実施し、熊本地震被災者および被災地への支援として、中央共同募金会へ12,371,190円の寄付を決定した。従業員募金6,185,595円が集まり、それと同額を会社が上乗せということになる。
武田薬品工業は、すでに地震発生直後に義援金として1,000万円を日本赤十字社へ寄付している。
また、物資による支援として、熊本薬剤師会、全国災害ボランティア支援団体ネットワーク、ジャパン・プラット・フォーム、熊本市に対して、アリナミンA、ベンザブロックせき止め錠、アリナミンVドリンク、NEWからだ浸透補水液などの提供も行っている。

マッチングギフトのかたちで熊本地震被災者・地へ支援を行った企業は多く、トヨタ自動車が約7,700万円、野村ホールディングスが約3,770万円、大和ハウス工業が約3,100万円などと公表している。マッチングギフトは実際に寄付するまでに時間がかかるので、災害発生当初は支援活動に消極的にもうつる。一方、社員の参加意識や当事者意識醸成にはつながり得る。時間がかかるため、武田薬品工業のように災害発生直後に一次的な寄付を行い、あらためて今回のように追加する形態をとった企業も多かった。
緊急性やCSRのプロモーション効果を考えると、災害発生時の対応としてはマッチングギフトはあまり適していないように考えられる。災害復興などの反復・継続的に支援が必要なキャンペーン向き、あるいはより広く顧客も巻き込むような場合向きではないだろうか。顧客を巻き込んでのマッチング事例としては、三越伊勢丹ホールディングスがある。

平成28年熊本地震に対する追加支援について | お知らせ下層ページ | 武田薬品工業株式会社

(発表日:2016/06/17)

 - 災害被災地支援