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【東レ】大船渡市の中学生にキャリア教育を実施

   

2016年7月14日、東日本大震災で津波被害にあった岩手県大船渡市内の中学校8校の2年生を対象に、同市教育委員会主催「第5回大船渡キャリアチャレンジデイ」が大船渡市市民文化会館で開催された。
「キャリアチャレンジデイ」は、東日本大震災の被害により、例年中学2年生が実施していた「職場体験学習」の受け入れ先が確保できなかった岩手県大船渡市でスタートした、新しい形のキャリア教育プログラム。2012年度にはこの取り組みが「文部科学大臣表彰」を受賞している。今年はパナソニック、花王、佐川急便、みずほフィナンシャルグループ、野村ホールディングス、ダイソンなど16の企業・団体が参加。
東レは第1回から毎年参加しており、今回は研究・開発企画部の須藤氏が講師として出向き、メーカーの研究の仕事について講義を行った。須藤氏は、①会社・仕事とは何かを感じてもらうこと、②東レの技術の強みや大量生産のイメージを持ってもらうこと、③研究職の職業をイメージしてもらうことを目的にプレゼンテーション資料を用意。生徒を入れ替えて50分の講義を3回行ったが、「東レで開発した世界で一番細い糸を、地球から月まで伸ばしたら何グラム?」というようなクイズも取り入れ、子供たちの興味を引いていた。
須藤氏は「中学生のピュアさに驚きました。前日、復興屋台村で地元の方々と懇親する機会があり、被災地の復興がまだ道半ばだということにもあらためて気付きました。本活動は、いろいろな社員の方が経験してみる価値があると思います」と感想を話していた。
大船渡の子供たちの進路選択の一助となるこの取り組みに、継続的に参画していく予定。

CSRニュース | TORAY

(発表日:2016/09/07)

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