CSR新聞

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ダイキングループ『サステナビリティレポート2018』発行

   

ダイキン工業は、『サステナビリティレポート2018』を発行した。
このレポートは、ダイキン工業グループが事業を通じて持続可能(サステナブル)な社会に貢献していくための方針や活動をまとめたもの。「持続可能な開発目標(SDGs)」や「パリ協定」など世界の共通目標を踏まえ、環境負荷を低減しながら、安心で健康な空気空間を実現するための取り組みを掲載している。

『サステナビリティレポート2018』

『サステナビリティレポート2018』

『サステナビリティレポート2018』の主な概要

1. 「CO2排出ゼロ」をめざす「環境ビジョン2050」を策定

パリ協定に賛同する当社グループは、事業を取り巻く2050年の社会を見据えて「CO2排出ゼロ」をめざす環境長期ビジョンを策定しました。従来取り組んできた当社製品のライフサイクル全体での環境負荷低減に加えて、IoT・AIを活用したエネルギーマネジメントやバリューチェーンを通じたエネルギーサービスの提供、冷媒の回収・再生等により、「CO2排出ゼロ」をめざします。

2. 「CSR行動計画2020」で目標と実績を報告

CSR重点テーマの定量指標を設定し、2020年目標と2017年度の実績を一覧で掲載しました。テーマごとに、より具体的な数値指標を設定し、進捗を管理することで、安心で健康な空気空間の提供と、透明で誠実な事業活動を着実に推進します。

主なCSR重点テーマの2020年度目標と2017年度実績

■環境
〔目標〕環境調和製品※1の普及推進により、全世界で温室効果ガス排出量を6,000万t-CO2抑制
〔実績〕同5,400万t-CO2排出抑制/住宅用エアコンにおける環境調和製品の売上高比率83%

〔目標〕生産活動における温室効果ガス排出量を2005年度比70%削減(158万t-CO2に削減)
〔実績〕同74%削減(135万t-CO2に削減)
■人材
〔目標〕ダイキン工業 女性管理職比率10%
〔実績〕同4.9%(2016年度4. 4%)

3. 事業を通じて社会にさまざまな価値を提供する事例を特集記事で紹介

新価値創造:「オープンイノベーションで、疲労の軽減につながる快適な空気環境を創出」

当社は理化学研究所と共同で「健康で快適な空間づくり」の研究を進めています。その第一弾として「疲れにくい空間づくり」をテーマに検証を行い、初めて温度や湿度などの室内環境と疲労度の関係を明らかにしました※2。今後、科学的根拠をもとに製品開発を進めるなど、社会の求める課題解決に貢献する新しい価値創造に取り組んでいきます。

人材:「米国で取り組む人材育成 – 地域社会とともに成長するために」

2017年5月に米国テキサス州に設立したグループ最大規模のエアコン工場は、積極的な雇用や人材育成により、地域社会とともに成長することをめざしています。製造部門に限らず、マーケティング・営業・サービスなど、幅広い分野で従業員一人ひとりが目的とやりがいを持って働くことが、技能水準や製品の品質向上につながっています。

※1)環境調和製品・・・「従来機に比べ30%以上消費電力低減」「従来冷媒より温暖化係数が1/3以下の冷媒を使用」のいずれか、もしくは両方を満たす製品。
※2)第14回日本疲労学会総会・学術集会「冬季の室内の温度湿度がヒトの自律神経機能に与える影響」にて発表(2018年5月)。

ダイキン工業株式会社

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